太陽が象徴するもの

太陽
周期:365日
逆行周期:なし(常に順行)

自分自身の意思や影響力、本人の力そのものを象徴します。「どのように発信するのか」という傾向が現れると思います。

生まれた時に太陽がどの星座に位置していたかによって、12星座占いでは自分自身の星座が決まります。現在の太陽の位置から現状の全体的な方向付けや勢いを「与えるもの」として私は見ています。

生まれた時の太陽の位置からは、本人が周りにどのような「影響力を発信する」かといった着眼点で見ています。ホロスコープを見るにあたって、間違いなく太陽は最も重要な星です。地球に与える影響が最も大きく、12宮の位置決めも太陽を中心として決められています。

星座が象徴するものについてを語ることは、太陽がその位置にいるということはどういうことかを語るということと、ほぼ同じといっても良いかもしれません。

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太陽とサイン(星座)の関係

牡羊座の太陽は勇猛です

牡羊座のサインでの太陽は物事を始めるエネルギーと活力に満ち溢れ、そのエネルギーを自分自身に向けるという点において、その能力をいかんなく発揮します。太陽にとって牡羊座のサインは間違いなく居心地の良いものです。

直接的に自分自身が動くことに喜びを感じ、他人にどう思われようが自分自身でそれを成し遂げることに重要性を感じます。

それゆえ山羊座生まれの人は、パイオニア(開拓者)精神にあふれたエネルギッシュな方が多いと言われています。

 
牡牛座の太陽は実直です

牡牛座のサインは太陽に堅実さを求めます。柔らかですが、確実で温かい光を発し丁寧に、着実に規則正しく物事を進めていきます。

あまり変化するとか、新しい何かを始めるというよりは、新しく始まったものを丁寧に定着させていくことを優先させるので、変化に乏しいという側面も持ち合わせます。

それゆえ牡牛座生まれの人は、マイペースで丁寧、着実なタイプの人が多いと言われています。

 
双子座の太陽は軽快です

双子座のサインは太陽に若干の迷いを与えることになります。太陽が得意とするところは自分自身を表現し、周りに与えることです。双子座のサインは太陽に複数の選択肢を提示します。どこに力を集中すればよいのかについて迷いを生んでしまうのです。

複数の選択肢があるということは、常に新しい出会いと可能性があるということでもあります。行き当たりばったりであっても、それを楽しむことができれば、常に小さな驚きと発見があるということでもあります。

それゆえ双子座生まれの人は、コミュニケーション能力が豊かで軽やかな方が多いと言われています。

 
蟹座の太陽は助け合います

蟹座のサインは太陽に少しとまどいを与えます。蟹座のサインは育むことを太陽に与えようとします。太陽はその本質として、自立し、むしろ与える立場にあると信じており、事実与える立場なのですが、他者からのサポートなしに生きていくことができないということを蟹座のサインでは学ばなくてはなりません。

他者からのサポートなしに自分が生きていくことができないことを理解し、自分もまた他者に与えることで他者を生かしているのだという自信を持つにいたることを、まずは小さな世界から始める。ということが蟹座のテーマです。そのテーマを太陽が理解した時、自分自身が与えるということに喜びを見出すことができます。

それゆえ蟹座生まれの人は、母性的で優しく、身近な人を大切にする方が多いと言われています。

 
獅子座の太陽は旗を振ります

獅子座のサインは太陽にとってホームのようなものです。自分らしさを十分に発揮し、主導権を発揮することができます。自らが先頭に立って周りを率いて導いていきます。

強すぎるリーダーシップとカリスマ性は、周囲をかすませてしまう危険性をはらんでいることを忘れてはいけません。しかし、しばしば獅子座の太陽はそのことを忘れがちです。

それゆえ獅子座生まれの人は、天真爛漫でカリスマ性にあふれた方が多いと言われています。

 
乙女座の太陽は仕組みをつくります

乙女座のサインの中での太陽は、少し苛立ちを感じます。獅子座の太陽についてこれなかったものを整理し、救い、自分自身が開拓してきたものを自分でなくとも成し遂げられるようにシステム化するということが乙女座のテーマとなります。そのため、自分と同じようにできない他者に、自分の構築したルールからはみ出す他者に、どうしても苛立ちを感じてしまうのです。

はみ出すものを救い上げるために、間違いなく物事が進むように、誰でもできるように、ルール化し、手順化する事で周りを救い上げようとします。ときに間違えないように確認するためのチェック項目をつくったりして標準化を目指します。しかし、標準化するという事は極力イレギュラーを排除するという事でもあります。

それゆえ乙女座生まれの人は、きめ細やかで几帳面な方が多いと言われています。

 
天秤座の太陽は周りに合わせます

天秤座のサインの中での太陽は居心地の悪さを感じます。太陽の本質は自分自身が輝き表現していくことです。他者と協調し、自分を殺してまで合わせるということは、本来の太陽の性分には合わないのです。

しかし、自分自身がいくら輝いていても、他者がいなければ称賛されることも、評価されることもありません。そのことに太陽が気がついたとき、相手が求めるものは何か、自分が求めているものは何かということに思いが向くのです。

それゆえ天秤座生まれの人は、社交性とバランス感覚に優れた方が多いと言われています。

 
蠍座の太陽は分かってほしいです

蠍座のサインは太陽に悩みを与えることになります。蠍座のサインは太陽に他者との同質化を求めます。蠍座はエゴイズムを捨て去り、共感し、分かり合い、分かち合うことを求め、踏み込んでくるのです。それに付き合うことは太陽にとって最も苦手とすることです。

分かり合い、共感することを深めることによって真理に近づけることを太陽は理解しています。強烈な自我に覆い隠されたその下に隠された本当の欲求を見つけ、慈しむことが本当の充足につながることを理解していても、太陽としては、その能力の高さゆえに安直な、自分自身の強烈なエネルギーで前に進むことの方がたやすく楽に思えてしまうので、悩みを抱えることになります。

それゆえ蠍座の人は、独特な魅力に富みミステリアスな方が多いと言われています。

 
射手座の太陽は固執します

射手座のサインの太陽は落ち着かない気持ちになります。射手座のサインは真理の探究の為に、エネルギーを内側に向けることを要求します。しかし、太陽が最も得意とすることはエネルギーを外側に向けることです。意にそぐわないことへ集中を求められるぐらいなら逃げ出してしまいたい欲求に駆られてしまうのです。

エネルギーを集中させ何かを探求することが、自我を表現することと一致するのであれば、強烈な集中力を発揮することができます。わき目もふらずに進んでいく目的さえあればそこに向かって一直線に進んでいくことができるのです。

それゆえ射手座生まれの人は、探求心に富み集中力に優れた方が多いと言われています。

 
山羊座の太陽は自制します

山羊座のサインは太陽に我慢を求めます。目に見えた成果をすぐに手に入れられないとしても、積み上げ、築き上げていくことが必要な時期がある。そのこと自体は理解していてもやはり、我慢するということは太陽にとってつらいものです。

忍耐が必要な、つらいことを乗り越えるためには、気を紛らわす必要があります。そのためその場の空気に流され、周辺と一時の快楽を求める傾向もあります。信念を貫き、ぶれないために、ガス抜きをしてごまかす必要があるのです。

それゆえ山羊座生まれの人は、生真面目な努力家の方が多いと言われています。

 
水瓶座の太陽は俯瞰で見ます

水瓶座のサインは太陽に試練を与えます。水瓶座は天秤座以上に太陽に客観的であることを要求します。客観的に物事をとらえ、全体を俯瞰し、各々をつなぎ、導いていくことを太陽の使命として与え、自分自身ではなく、社会全体のイノベーションの種を生み出すことを太陽に求めるのです。

もちろん太陽にはそれだけの能力があり、充分に革新的な才能を持ち合わせています。イノベーションの為に何を壊し、何を育てればよいのかも感じてはいますが、主役の座を何かに引き渡すことは太陽にとって、最も困難なことへの挑戦です。

それゆえ水瓶座生まれの人は、幅広い観点で物事をとらえ、全体の解決策を提示する革新的な方が多いと言われています。

 
魚座の太陽は融合します

魚座のサインは太陽に喪失感を与えます。魚座は前提の同一化と均質化を太陽に求めます。今までの過程において築き上げてきたものを譲り、分け与えることを求めるのです。

太陽は自分が手に入れたものを手放す必要があり、自分が血肉にしたもので新しいことを始めることが、これからの自分にとって最適であることを知っています。今まで特別だったものがすでに特別ではないことも感じています。理性ではそのことを知っていても、感情としては手放すことを拒んでしまうのです。

それゆえ魚座生まれの人は、誰にでも公平に優しく、包容力のある方が多いと言われています。

 

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