牡牛座が象徴するもの

牡牛座(金牛宮)
元素:土 支配星:金星 様相:不動宮(固定)
極性:女性

慎重さ・責任感の強さ・粘り強さ・内面に抱えた激しさを象徴します。

堅実さを保つために、とても変化を嫌うサインです。基本的には変化を嫌い動かないのですが逆に、「動き始めたら止まるという変化を好まない」ために、一度始めてしまうと、止めることは困難です。

ギリシャ神話での牡牛座

ギリシャ神話では、大神ゼウスがフェニキアの王女エウロペに一目惚れしてしまいます。ある日野原に従者とともに花を摘みに出かけたエウロペにゼウスは惚れてしまうのです。

彼女らに警戒されないために、ゼウスは牛の姿で近づきます。そして、油断して近づいてきたエウロペが彼の背中に乗ると、最初はゆったりと彼女を載せて歩いていたのですが、十分に従者から離れると、宮に走り出し、エウロペをさらって逃げてしまいます。

逃亡先のクレタ島でエウロペとゼウスは契りを結び、その記念としてゼウスは、その時の牡牛の姿を星として空に上げ、新天地をエウロペ(ヨーロッパ)と名付けました。

牡牛座が意味すること

牡牛座のサインは固定のサインであり、土のサインです。星占いで牡牛座の方というと、太陽が牡牛座の方向にある時期に生まれた方、4月20日~5月20日の生まれ、24節気では穀雨と立夏の時期になります。

穀雨と立夏の時期というのは、新たに芽吹いた生命がいよいよ成長をする最初の時期ということになります。新たな芽というのは不安定なものです。これから成長していくためには、地面に根を張り、確かな成長の礎を築く必要があります。見えていない場所で着実に根を張ることを促すサインとなります。

一方で、一度出てしまった芽というものは場所を移すことができません。時と場合によっては、急な状況変化に対応できず、強い忍耐を強いられることとなります。

牡牛座の支配星である金星の内向的な側面に、強い影響を及ぼします。すぐにリターンが手に入るものではなくても、確実に自分自身に見返りのあること。自己投資、自分磨きというものを強く肯定しますが、『今』確実にここにるもの『今』自分が行っていることへの執着や、強いこだわりを生むことにもなりかねません。

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