オポジション 衝・対極

オポジション(180度)というのは、ホロスコープ上で惑星の位置がちょうど反対の位置に来る時を指します。

地球から見て正反対の位置に惑星があるので、同じ時間にそれを見つけることはできません。こんな感じの位置関係になります。

オポジション180度のアスペクト

二つの星が反対側にあるということで、二つの星が地球を取り合うように引っ張り合う感じになります。そのため、しばしば困難なアスペクトだと言われます。対立関係にあるようなイメージでしょうか。しかし一方で、距離があるがゆえに、星同士がお互いの事をよく見える位置関係だということも言えます。

コンジャクション(0度)が、星同士の関係性の始まりとするなら、オポジション(180度は)、星同士の関係のピークのような側面があるのかもしれません。

例えば、月と太陽がオポジション(180度)になるとき、満月となります。実は満月の時も大潮となるのですが、新月の大潮とは少し原理が異なります。新月(コンジャクション)の日の大潮は、月の引力と太陽の引力が力を合わせて海の水を引き上げます。一方で、満月(オポジション)の大潮は、月の力が弱まった結果、盛り上がった海面を、太陽の重力がさらに引き上げることで大潮となります。(大潮の原理の詳細はこちら

星同士が対極にあるとき、お互いの弱みや強みがよく見えるがために、弱点を補いあったり、あるいは弱点に付け込んだりするのかもしれません。もしくは、相手の強みに任せてしまうとか、意地の張り合いになってしまうようなこともあるかもしれません。いずれにせよ、コンジャクション(0度)から始まる二つの星の関係が、再び相まみえる時ということで、二つの星の関係性のピークのようなアスペクトだと思います。

オポジション(180度)になるアスペクトになるとき、惑星は火と風の元素のサインか水と土の元素のサインの組み合わせのどちらかに惑星が存在することになります。また同じ様相 活動宮つまり始動のサイン同士か、不動宮つまり固定のサイン同士かあるいは、柔軟宮つまり変化のサイン同士の組み合わせ、極性も同じ女性性のサイン同士か男性性のサイン同士において発生します。

元素の組み合わせを考えるときの例として、火と空気の元素の組み合わせの場合火は空気を送り込むことで拡大していきます。しかし、強すぎる風の前にはかき消されてしまいます。土と水の元素の組み合わせの場合、土は水の流れを整え時にせき止めますが、せき止めたものが一点でも崩れると水はすべてを押し流してしまいます。

<<コンジャクション(0度)  トライン(120度)>>

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