スクエア すれ違う角度

スクエア(90度)のアスペクトとは、ホロスコープ上では、惑星同士の角度が90度になる関係になります。

こんな感じです

スクエア90度のアスペクト

ホロスコープ上でこのアスペクトになるとき、惑星同士の衝突や葛藤、緊張を象徴します。しかし、単純に衝突するアスペクトというよりは、すれ違うアスペクト、分かり合えないアスペクトだと感じています。このアスペクトを形成するとき、惑星は同じ様相(始動・固定・変化)の中に居ますが、必ず異なる元素のサインの中に居ます。(火の元素と土の元素 火の元素と水の元素 風の元素と土の元素 風の元素と水の元素の組み合わせになります。)

同じ様相の中で意欲は同じですが、テーマが異なるアスペクトがスクエアのアスペクトとなります。利害関係が一致することのないアスペクトと言えるかもしれません。スクエアでは、同じ元素のサインの中に惑星がおらず、火の元素と風の元素の組み合わせと、水の元素と土の元素の組み合わせになることはありません。風が火を大きくすることも、土が水の流れを整えることもないのです。

また、スクエアのアスペクトだけが他のメジャーなアスペクトと異なり、男性性と女性性の異なる極性のサインの組み合わせで発生します。男性は女性のことが、女性は男性のことがわからないといってよく愚痴ります。特に同世代のことになるとわからずに心がかき乱されるようです。

一般的には、スクエアは困難でハードなアスペクトだと言われていますが、葛藤と軋轢がないところには成長や発展は生まれません。相手が自分の事を理解せずすれ違うと思うからこそ、相手に自分のことをわからせようとして衝突したり、相手の事が理解できないからこそ、自問自答して不安になったりするのです。しかしこの過程無くして、誤解を解くことや、真の相互理解はありません。やがて来る調和のアスペクトであるトライン(120度)やセクタイル(60度)へ向けての必要なストレスなのです。

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