双子座(双子宮)
元素:空気 支配星:水星 様相:柔軟宮(変化)
極性:男性
二面性・名誉欲
サービス精神・機敏な対応といった物事を象徴します。
楽天的ですが、内にネガティブな要素を秘めています。状況に応じて機敏に対応することに関しては、すべてのサインの中で間違いなく一番得意ですが、その時々の状況に応じた対応が「得意すぎるあまり」時に、大局に反した対応をしてしまうことがあります。
ギリシャ神話での双子座
ギリシャ神話では、カストールとポルックスという大神ゼウスの双子の息子の物語が与えられています。
正確には、カストールがスパルタの国王と王妃レダの息子、ポルックスが大神ゼウスとレダの息子のようです。二卵性双生児で、父親が違うということですね。発情期の猫とかにたまにありそうです。
この兄弟はいくつかの冒険の後、仲間との戦利品の山分けでもめ、内輪もめの争いの末に大怪我を負ってしまいます。
カストールは残念ながら人間のため死亡。ポルックスは神の子ですので重体です。
見かねた大神ゼウスは、生き残った自分の息子ポルックスに
天に上がるように言います。(やんちゃばっかりしていないで実家に帰ってきなさい的な)しかし、ポルックスはカストールが死んだなら自分も死ぬと言って言うことを聞きません。
そこでゼウスはポルックスの命を半分カストールに分け与え、二人が一日おきに、天界と冥界を行き来して暮らせるようにしたとのことです。
めでたしめでたし、なのか?
双子座が意味すること
双子座のサインは空気のサインであり、変化のサインです。星占いで双子座の方というと、太陽が牡牛座の方向にある時期に生まれた方、5月21日~6月21日生まれ、24節気でいう小満と芒種の時期になります。
小満の時期というのは暖かさが増し、すべてのものがほぼ満足する時期であり、芒種の時期というのは、穀物の種をまく時期ということになります。草木の息吹が安定し、生命の喜びに満ちている時期ということになります。あちらこちらに生い茂り、成長していく時期です。成長の方向性を変化させ、模索するサインとなります。
しかし、その時期においてはまだ、成長の方向性というものがはっきりとしていません。四方八方に育ち、壁にあたったとき、こちらがだめならあちら、あちらがだめならそちらと方向感が定まらず、目先の状況に流されやすい側面もあります。
双子座の支配星である水星の処理能力の高さに、強く影響を与えます。状況に素早く対応し、機転を利かせて機敏に対応することを肯定します。一方で目の前の事に対処することの優先順位が高すぎて、一貫性に欠けるということになりかねません。