内惑星と外惑星

アスペクトを考えるとき、太陽とのアスペクトを考えるときは特に、内惑星と外惑星を意識した方が良いかと思います。ということで、内惑星と外惑星についてお話をしておきたいと思います。

内惑星・外惑星とは

内惑星と外惑星の違い

内惑星・外惑星とは

地球が太陽の周りを廻っている。ということで、太陽を中心とした惑星の並び順は 太陽を中心に水星-金星-地球-火星-木星-土星-天王星-海王星-冥王星の順で並んでいます。もしかすると古い人は 太陽を中心に 水星-金星-地球-火星-木星-土星-天王星-冥王星-海王星の順で並んでいると覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。海王星と冥王星の位置というか太陽からの距離は時に入れ替わるので、どちらも正解なのですが、1999年以降の今は海王星-冥王星の順で並んでいます。
こんな感じです。
直線で表現する惑星並び順
実際は太陽からの距離の差がもっと激しい。とかいうことは置いておいて、こんな順番で太陽から遠くなります。

並んでいる。と書きましたが、惑星はいつも太陽から見てみんな同じ方向にいるわけではありません。まっすぐに並んで仲良く太陽の周りを廻っていたら多分、占星術師は毎日世界の破滅を予言しはじめます。実際は上記の順番で、太陽の周りから離れたほぼ円形に近い楕円軌道を廻っています。
こんな感じです。
円で表現する惑星並び順

内側、緑っぽい円が内惑星の軌道、赤っぽい円が外惑星の軌道です。せっかくなのでなんとなく、冥王星が海王星と並び順が変わるあたりも表現してみました。配置や半径は適当です。

ホロスコープで惑星が象徴する事柄の詳細はこちらで

内惑星と外惑星の違い

内惑星と外惑星というのは、地球から見て内側、太陽に近い方を廻る惑星を内惑星、外側を廻る惑星を外惑星と言います。なぜわざわざ分けて考えるかというと、例えば、惑星の特徴である逆行の仕方というか、考え方というか原因の主体が、内惑星と外惑星では違います。
惑星が逆行する原理についてはこちら。
そして、このサイトのメインテーマであるアスペクトについて、内惑星である水星と金星は、それぞれ太陽と0度のアスペクト以外を形成することがありませんし、外惑星が太陽と重なる(コンジャクション:0度)ときは、地球-太陽-外惑星の順番で並ぶので、必ず惑星は順行しています。逆に、太陽と反対側に見える(オポジション:180度)のときは、太陽-地球-外惑星の順で並ぶので、必ず惑星は逆行しています。

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