確証バイアス①

確証バイアスとラベリング効果の続きです。確証バイアスについて掘り下げていきたいと思います。多くのシーンで確証バイアスは何故よくないものと言われるのでしょうか?

確証バイアスそのものが悪いということではないです。むしろ全体としては、確証バイアスなしに物事を転がすことは不可能です。極論ですが、わたしは確証バイアスなしに物事は始まらないとまで考えています。

確証バイアスとは

ウィキペディア(Wikipedia)によると、確証バイアス(かくしょうバイアス、英: confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている。

確証バイアスがかかるものとして『仮説』や『信念』を検証する際にと言われます。仮説に対してそれを強化する証拠を集め、反証を排除しようとする行動が確証バイアスと呼ばれ反証を排除してしまうがために、間違った仮説を正しいものとして行動してしまう。ということだけであれば、確証バイアスは真理に到達する道程を阻害するものとして、何か仮説を立てた際には反証も考慮に入れて考察するべきであるから、確証バイアスはできうる限り排除するべきである。と断ずるのが正しいありようにも思うのですが、『信念』というキーワードを表に出したとたんに、それが果たして悪いものかというと、そうでもないという思いになります。

なぜなら正しいと信じた事を行うときに、果たしてこれが本当に正しいのだろうかという疑念を持って行動するよりも、疑いを持たずに時として反証の声を無視して(あるいは否定して)行動する方が行動力という点では強いと思うのです。

もしもいたずらに賢しらに、正しいと信じたことが正しくないかもしれないと言って逡巡していたのでは、実際に行動を起こすことができないかもしれません。

確証バイアスを排除しすぎると行動できなくなる

映画もののけ姫の中にわたしの心に強く残っているシーンがあります。ラストシーンでジコ坊がつぶやく『バカには勝てん』というセリフです。このセリフを耳にしたとき、映画の中で完全な善悪の対比になっていない、誰もが正しく、誰もが間違っている世界観の中で、結局自分の信念を貫き通した強さと、その強い信念をもって打ち勝つことへの憧憬を感じたのです。

確かに確証バイアスというものを意識して自分の行動を疑いの目で見ることは、間違った行動を避けるうえでは大切なことです。しかし時として、それがあっているかどうかにかかわらず行動することによって果実を手に入れることができることもありますし、正しいことに基づいた行動が必ず果実を手に入れられる行動であるとは限りません。この問題を考えるときにわたしは、AI(人工知能)研究における、フレーム問題というものを思い出します。

フレーム問題の有名な例に、人工知能に対して洞窟から宝ものを持ってくるように命じるという例があります。

洞窟の中に宝物が隠されています。宝物は何らかの罠で守られていて、それを手に入れようとするものを邪魔しているという状況を考えてください。人間が洞窟に入って宝物を手に入れようとした場合、危険が伴うためにその作業を人工知能搭載ロボットに行わせることにしました。

人工知能搭載ロボット1号が作られたとき、洞窟に入ったら宝物を探しなさい。宝物を見つけたら装備された袋にそれを入れて持って帰りなさいという命令がインプットされていました。

1号は勇敢なロボットです。ときとして落とし穴にはまり大破したり、落ちてくる天井に潰されて大破したり、燃えさかる炎に焼かれて大破したり、洞窟内をさ迷い歩いた挙句、バッテリー切れで動けなくなったりしますが、運がよければ宝物に辿り着きます。しかし、最後の罠がどうしても解決できずに宝物を持って帰ってくることができません。

最後の罠、宝物に紐で結ばれた時限爆弾です。実はこの爆弾、動かすとカウントダウンを開始して爆発するというものなので、紐を切って爆弾を動かしさえしなければ宝物を持ち出せるのですが、1号には爆弾を排除するという命令は与えられていません。ただ宝物を持って帰るという命令だけです。宝物と一緒に爆弾を持って帰らないこと。という命令は受けていません。もれなく爆弾を起動させて哀れ帰らぬロボットとなってしまいます。

さて、ロボットから宝物を発見したという通信を受けるが、その後もれなく何かの罠に引っかかって宝物を持って帰ることができないことを悟ったロボット開発チームですが、宝物ににどんな罠が仕掛けられているのかはわかりません。しかしどうやら、持って帰ろうとすると作動する様です。そこで、第二世代の人工知能搭載ロボット2号には、次の命令を書き加えます。『宝物を発見したら、それが破壊される可能性を排除してから持って帰るように』

ロボット2号も勇敢に宝物に辿り着きます。しかし今度はことごとく、宝物の前で停止して帰ってきません。全てのロボットが宝物に辿り着いても、その後停止してバッテリー切れ、哀れ帰らぬロボットとなります。ロボット2号に何が起こったのでしょうか?実は2号はありとあらゆる可能性を考えていたのです。宝物を動かしたら天井が落ちてくるのではないかとか、宝物と結ばれた紐を切ったら爆弾が爆発する可能性があるのではないかとか、宝物を破壊せずに持って帰るためには、途中で出くわした炎の部屋の炎を消火してからでなければ持ち出せないのではないかとか、そもそも袋に入れる際に宝物を破壊しないかどうかといった、ありとあらゆる可能性を考えているうちに時がたってしまい、行動不能になってしまったのです。

わたしには、ロボット1号は確証バイアスに囚われ、可能性を考慮に入れなかったことで宝物を手に入れられなかった愚か者ですが、ロボット2号は確証バイアスではないかということを疑って、何も行動することができなくなってしまった愚か者のように映るのです。

さてフレーム問題の例では次に、人工知能搭載ロボット3号が生み出されます。3号には2号に与えた命令にこう書き加えられます。『宝物を持って帰るにあたって関係のないことは考慮に入れなくても良い』と。

するとどうでしょうか、ロボット3号は洞窟に入ろうともしません。どうしてでしょうか、彼もまた考えていたのです。彼が感じるありとあらゆるものについて、それは果たして、宝物を持って帰るにあたって関係のあることなのだろうかどうかを。耳に聞こえる鳥の囀りは、宝物を持って帰るのに関係のあることなのだろうか?あるいは空に瞬く星の光は、宝を持って帰るのに関係のあることなのだろうか?頬をなぜる風は、宝を持って帰るのに関係のあることなのだろうか?ずっとそんなことを考えていたおかげで、彼は洞窟に入ることすらできなかったのです。

このように、確証バイアスにかかっているのではないかということを疑いを持たずに行動しすぎても身を滅ぼしますし、確証バイアスがかかってしまっているのではないかということで考えすぎてしまうことも委縮し、行動できなくなってしまうように思うのです。

もしも袋に宝物をしまって持って帰る途中で、紐にひかれて引きずられた爆弾が、何かに引っかかって紐が切れたとしたら、おそらくロボット1号は英雄です。しかしロボット2号や、ましてロボット3号は、そんな運の良い英雄になることは決してあり得ません。

ということで、ジコ坊の『バカには勝てん』というセリフにわたしなりに付け加えるならば、『(運のいい)バカには勝てん』ということになるのではないかと思います。

とはいえ、すべてのバカが運がいいというわけにもいかないので、ある程度可能性を考慮する必要があると言えるのですが、少々長くなってしまったので続きます。

2019年9月の星読み21日~30日

2019年09月21日~09月30日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

9月21日
双子宮(双子座)
14時頃 木星-海王星-月がTスクエアとなります。強引な気配が漂っています。無謀な挑戦をしそうです。
2時半頃 水星と120度
14時頃 木星と180度 海王星と90度
23時頃 火星と90度

 

 

9月22日
双子宮(双子座)⇒巨蟹宮(蟹座)
実力以上の自己評価を自分に与えます。否定されることはありませんが、肯定されているわけではありません。
11時半頃 太陽と90度
  ボイドタイム
14時頃 巨蟹宮(蟹座)へ入ります

 

 

9月23日
巨蟹宮(蟹座)
17時頃太陽が処女宮(乙女座)から天秤宮(天秤座)へ入ります。天秤座の方お誕生日おめでとうございます。

自分自身に与えた身の丈以上の評価を周りからも得ようとしてアピールしますが、長く続きません。
0時半頃 天王星と60度
8時半頃 金星と90度
14時半頃 土星と180度
15時半頃 ドラゴンヘッドと重なります
16時半頃 水星と90度
20時頃 海王星と120度

 

 

9月24日
巨蟹宮(蟹座)⇒獅子宮(獅子座)
消沈しますが、未練があります。自分のありようを変えることなく、自分への評価を高くする都合の良い方法を模索しています。
2時半頃 冥王星と180度
7時頃 火星と60度
  ボイドタイム
18時半頃 獅子宮(獅子座)へ入ります
20時頃 太陽と60度

 

 

9月25日
獅子宮(獅子座)
過去の小さな実績を、さも大きな出来事であったかのように扱い、正当性を主張します。一応の賛同は得ますが、当然目新しさが足らず、推進力に欠けます。
4時頃 天王星と90度
16時半頃 金星と60度
23時半頃 木星と120度

 

 

9月26日
獅子宮(獅子座)⇒処女宮(乙女座)
内心に不安を抱えますが、悲観的になりきることもできず、思い悩むという状況です。結果的に身動きが取れません。
1時頃 水星と60度
  ボイドタイム
19時半頃 処女宮(乙女座)へ入ります

 

 

9月27日
処女宮(乙女座)
自分にとって都合が良い状況で、なおかつ安全マージンが十分にある状態を手に入れたいという思いが、焦りを生み出します。結果として短絡的な行動になり、小さな果実を手に入れることはできそうですが、後々それ以上のものを失うことになりそうです。
5時頃 天王星と120度
18時頃 土星と120度
22時半頃 海王星と180度
23時半頃 土星と90度

 

 

9月28日
処女宮(乙女座)⇒天秤宮(天秤座)
相変わらず、目の前の小さな果実に固執しています。
4時半頃 冥王星と120度
13時頃 火星と重なります
  ボイドタイム
19時頃 天秤宮(天秤座)へ入ります

 

 

9月29日
天秤宮(天秤座)
相変わらず固執していますが、徐々に綻びが見えます。自分だけは助かりたいという思いが強くなります。
3時半頃 太陽と重なります(新月)
17時頃 土星と90度
23時半頃 木星と60度

 

 

9月30日
天秤宮(天秤座)⇒天蠍宮(蠍座)
戸惑い、右往左往しています。
0時半頃 金星と重なります
3時半頃 冥王星と90度
11時頃 水星と重なります
  ボイドタイム
18時半頃 天蠍宮(蠍座)へ入ります

 

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2019年9月の星読み11日~20日

2019年09月11日~09月20日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

9月11日
宝瓶宮(水瓶座)
安堵して一息ついて落ち着いています。
14時半頃 木星と60度
  ボイドタイム

 

 

9月12日
宝瓶宮(水瓶座)⇒双魚宮(魚座)
特に強いアスペクトは形成しません。悲観的な状況ではないですが、最悪の状況を想像して怯えているように見えます。
19時頃 双魚宮(魚座)へ入ります

 

 

9月13日
双魚宮(魚座)
23時頃処女宮で水星と金星が重なります。同刻に月が土星と60度のアスペクトとなります。立ち直り、再出発をするサインです。
とはいえ、おそるおそる様子を見ながらという雰囲気です。
7時半頃 天王星と60度
23時頃 土星と60度

 

 

9月14日
双魚宮(魚座)
様子を見ながら動いていましたが、一時的に感情に任せた行動をしそうです。一旦決着をつけて安心したいのですが、明確な結果には届きません。落ち着きを取り戻すと、首をかしげながら進みます。
3時半頃 木星と90度
5時頃 火星と180度
5時半頃 海王星と重なります
13時頃 冥王星と60度
13時半頃 太陽と180度(満月)
  ボイドタイム

 

 

9月15日
双魚宮(魚座)⇒白羊宮(牡羊座)
何かを確信したような気分で前に進もうとしています。そんな気分になっているだけで、実際に真理を手に入れているわけではありません。
7時半頃 白羊宮に入ります
8時半頃 金星と180度
10時頃 水星と180度

 

 

9月16日
白羊宮(牡羊座)
根拠がないことを嗜められますが、納得がいかず抗議しています。
11時頃 土星と90度
16時半頃 木星と120度

 

 

9月17日
白羊宮(牡羊座)⇒金牛宮(牡牛座)
激しく抗議して見せますが逆効果です。反発をかうと少したじろぎます。
1時頃 冥王星と90度
  ボイドタイム
19時半頃 金牛宮(牡牛座)に入ります

 

 

9月18日
金牛宮(牡牛座)
再度挑戦を試みます。
8時頃 天王星と重なります
23時頃 土星と120度

 

 

9月19日
金牛宮(牡牛座)
11時頃冥王星-月-火星で、ほぼグランドトラインとなります。今はさらなる挑戦の時ではないことを悟り、落ち着きを取り戻します。次の挑戦の機会をうかがっています。
5時頃 海王星と60度
11時頃 火星と120度
12時頃 冥王星と120度
23時頃 太陽と120度
  ボイドタイム

 

 

9月20日
金牛宮(牡牛座)⇒双子宮(双子座)
落ち着いていますが、挑戦への期待感が隠しきれません。
6時頃 双子宮(双子座)へ入ります
19時半頃 金星と120度

 

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2019年9月の星読み01日~10日

2019年09月01日~09月10日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

9月1日
処女宮(乙女座)⇒天秤宮(天秤座)
特に強いアスペクトは形成しません、前日の余韻に浸っています。
8時頃 天秤宮(天秤座)へ入ります

 

 

9月2日
 天秤宮(天秤座)
19時半頃処女宮で太陽と火星が重なります。
不安を打ち払おうとして無理をしていますがかみ合いません。
結果が出ないことに焦りを覚えます。
6時半頃 土星と90度
8時半頃 木星と60度
17時半頃 冥王星と90度
  ボイドタイム

 

 

9月3日
 天秤宮(天秤座)⇒天蠍宮(蠍座)
捨て鉢な気分で流されそうになりますが、いざ流されそうになると、周りへ向けて過剰な要求をして踏みとどまろうとします。
8時半頃 天蠍宮(蠍座)へ入ります
19時半頃 天王星と180度

 

 

9月4日
天蠍宮(蠍座)
0時半頃処女宮で水星と火星が重なります。水星・火星・太陽がコンジャクションとなります。同時刻頃に月とこれらがセクスタイルとなります。日付が変わるころから金星の影響が薄れるまでの間、バランスを取りながら再出発への期待に胸を膨らませるような星回りかと思います。
過剰な要求が少しだけ通ってしまうと、それが過剰であるということを棚に上げて、正当な要求であると認めさせることが当然であるかのようにふるまいます。
2時頃 水星・火星と60度
3時頃 太陽と60度
8時半頃 土星と60度
13時半頃 金星と60度
14時頃 海王星と120度
20時頃 冥王星と60度
  ボイドタイム

 

 

9月5日
天蠍宮(蠍座)⇒人馬宮(射手座)
特に強いアスペクトは形成しません。
我儘が原因となって手に入れた結果に対して、我儘ではないことが原因となって手に入れた結果であると、後付けでの理由探しをしています。その後付けの理由を根拠にして、自分にとって都合のいい結果を十分以上に手に入れたいという願望が働いているのです。
12時頃 人馬宮(射手座)へ入ります

 

 

9月6日
人馬宮(射手座)
激高されることを恐れて周囲がたじろぎ、譲歩したことを、後付けの理由が正しいものとして認められた結果であると一時、勘違いします。徐々に綻びが出はじめますが、そのことが完全に表面化するのはもう少し先です。
9時半頃 火星と90度
12時頃 太陽と90度
16時頃 木星と重なります。水星と90度
20時頃 海王星と90度

 

 

9月7日
人馬宮(射手座)⇒磨羯宮(山羊座)
綻びの一部が表面化していることが気に食わないようです。自分が不当に評価されていると主張しています。実際は実力以上の過剰な評価です。望んだ評価を十分に手に入れることができません。
1時頃 金星と90度
  ボイドタイム
19時半頃 磨羯宮(山羊座)へ入ります

 

 

9月8日
磨羯宮(山羊座)
際限なく求めようとしますが、たしなめられます。
7時半頃 天王星と120度
21時半頃 火星と120度
23時頃 土星と重なります

 

 

9月9日
磨羯宮(山羊座)
再度求めたしなめられますが、諦めません。
2時半頃 ドラゴンテイルと重なります。太陽と120度
12時頃 冥王星と重なります。水星と120度
18時頃 金星と120度
  ボイドタイム

 

 

9月10日
磨羯宮(山羊座)⇒宝瓶宮(水瓶座)
かみ合っていません。カエサルのものはカエサルにという当然の圧力がかかりそうです。
6時半頃 宝瓶宮(水瓶座)へ入ります
19時頃 天王星と90度

 

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2019年8月の星読み21日~31日

2019年08月21日~08月31日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

8月21日
白羊宮(牡羊座)⇒金牛宮(牡牛座)
18時頃金星が獅子宮から処女宮へ入ります。 細かなマイナス部分を取り繕う傾向が強く出そうです。思い通りにならないのは些細な間違いが原因で、そもそもの前提は正しいに違いない。という感情が表に出そうです。それゆえ細かな部分の修正に躍起になります。

一旦落ち着き安堵感が出ます。好ましい結果ではないのですが、状況が好転しないまでも、これ以上のことは無いだろうという安堵です。
9時頃 太陽と120度
13時頃 金星と120度
ボイドタイム
13時半頃 金牛宮(牡牛座)へ入ります
17時半頃 火星と120度

 

 

8月22日
金牛宮(牡牛座)
自分自身の正しさを認めることを他者に要求し、周りの意見を過大に解釈して自己肯定をすることで自尊心を満たします。
2時半頃 天王星と重なります
18時頃 土星と120度
22時頃 水星と90度

 

 

8月23日
金牛宮(牡牛座)⇒双子宮(双子座)
19時頃太陽が獅子座から乙女座へ移動します。
乙女座の方お誕生日おめでとうございます。
乙女座のサインの影響を受けるというよりは、獅子座のサインの影響を引きずって、獅子座のうちに思惑通りの結果を十分に手にすることができなかった理由探しをしそうな星回りに見受けられます。

思い通りの状況にならないことに戸惑いを隠せません。本人の行動が招いた結果のはずですが、こんなことになるとは想像していなかった。こんなはずではなかったという感覚になります。しかしながら、周りからすれば当然の結果です。
0時半頃 海王星と60度
6時半頃 冥王星と120度
  ボイドタイム
23時半頃 双子宮(双子座)へ移動します
   

 

 

8月24日
双子宮(双子座)
状況に納得できず、苛立ちの気持ちが強くなってます。
0時頃 太陽と90度
5時頃 金星と90度
6時頃 火星と90度

 

 

8月25日
双子宮(双子座)
2時頃処女宮で 金星と火星が重なります。
とにかく安心したいという欲求が行動原理となり、強引に結果を出そうとしますが、十分な結果にはなりません。むしろ潜在的な(本人にとっての)マイナス要因を作り出してしまいます。とはいえ、現時点ではマイナス要因が顕在化するというまでには至らないかと思います。本人は十分な結果が出ないことに納得がいかない様子です。
3時頃 木星と180度
8時頃 海王星と90度
16時頃 水星と60度
  ボイドタイム

 

 

8月26日
双子宮(双子座)⇒巨蟹宮(蟹座)
落ち着いていますが、違和感を感じています。
6時頃 巨蟹宮(蟹座)へ入ります
10時半頃 太陽と60度
15時頃 火星と60度
16時頃 金星と60度
17時半頃 天王星と60度

 

 

8月27日
巨蟹宮(蟹座)
結果を出し切ることがでず、感情的に動いてしまいます。結果的にマイナス要因が滲みのように広がっていきます。
6時半頃 土星と180度
11時頃 ドラゴンヘッドと重なります
18時頃 冥王星と180度
  ボイドタイム

 

 

8月28日
巨蟹宮(蟹座)⇒獅子宮(獅子座)
取り返せない事態を招いた。ということに気が付きますが、自分にその原因があるということを認めようとせず、抵抗しています。抵抗はむなしい徒労に終わります。
9時頃 獅子宮(獅子座)へ入ります
19時半頃 天王星と90度
  ボイドタイム

 

 

8月29日
獅子宮(獅子座)
17時頃水星が獅子宮(獅子座)から処女宮(乙女座)へ入ります。現実的な落としどころを探り始めるイメージです。

落ち着きを取り戻しますが、回復には至りません。
9時頃 木星と120度
  ボイドタイム

 

 

8月30日
獅子宮(獅子座)⇒処女宮(乙女座)
不都合な事実を受け入れて譲歩して見せることで、相手の妥協を引き出します。調子に乗っています。
9時頃 処女宮(乙女座)へ入ります
11時半頃 水星と重なります
19時頃 天王星と120度
19時半頃 太陽と重なります(新月)
21時頃 火星と重なります

 

 

8月31日
処女宮(乙女座)
狂気的で猟奇的で、支離滅裂です。同時に手に入れることが現実的ではない成果を両方とも要求して右往左往しています。このままでは両方を手に入れることができなくなります。両方どころかすべてを失うことへの恐怖と、両方とも手に入れたいという欲望が頭を占めています。

現段階では、両方を求めて些細なことに一喜一憂しています。
最もましな選択肢を手に入れるためには、一方を切り捨て、細部は後回しにしてもう一方に注力せねばならない。ということに気が付くのは、もう少し先になりそうです。
3時頃 火星と重なります
7時頃 土星と120度
8時半頃 木星と90度
12時半頃 海王星と120度
18時頃 冥王星と120度
  ボイドタイム
翌8時頃 天秤宮(天秤座)へ入ります

 

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2019年8月の星読み11日~20日

2019年08月11日~08月20日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

8月11日
人馬宮(射手座)⇒磨羯宮(山羊座)
強がって見せていますが、落ち着きがありません。
5時頃 火星と120度
  ボイドタイム
14時頃 磨羯宮(山羊座)へ入ります

 

 

8月12日
磨羯宮(山羊座)
5時頃水星が巨蟹宮(蟹座)から獅子宮(獅子座)へ再度移動します。自分の身の安全を優先していることに変わりはありませんが、自ら潜り込むのではなく、周囲を前に出すことで、自分の安全を確保しそうです。
一旦自信を見せて、周りを鼓舞しますが、その状況を長く続けるつもりはありません。
2時半頃 天王星と120度
19時頃 土星と重なります
23時半頃 ドラゴンテイルと重なります

 

 

8月13日
磨羯宮(山羊座)
自分に同調するものが現れると安堵して、安全な場所に逃げ込みます。
1時頃 海王星と60度
7時半頃 冥王星と重なります
  ボイドタイム

 

 

8月14日
磨羯宮(山羊座)⇒宝瓶宮(水瓶座)
12時頃獅子宮(獅子座)で太陽と金星が重なります。私を褒め称えなさいという感情のピークです。
安全な場所から自分の成功体験を語っています。自分自身は逃げ出す準備をしながら、ファーストペンギンを探しています。ファーストペンギンが失敗することを予想していますが、万が一うまくいったならばすぐに続きたい。あわよくば、自分の手柄にしたいと考えています。
0時半頃 宝瓶宮(水瓶座)へ入ります
6時頃 水星と180度
14時頃 天王星と90度

 

 

8月15日
宝瓶宮(水瓶座)
他者を称賛することで、自分自身を大きく見せようとしています。
6時頃 木星と60度
21時半頃 太陽と180度(満月)
22時頃 金星と180度

 

 

8月16日
宝瓶宮(水瓶座)⇒双魚宮(魚座)
前に出て手を振っています。
今後の事はあまり考えていないようです。
10時頃 火星と180度
  ボイドタイム
13時頃 双魚宮(魚座)へ入ります

 

 

8月17日
双魚宮(魚座)
2時頃天王星と60度のセクスタイルとなりますが、天王星と水星が90度のスクエアとなっています。(自分自身への)アンコール待ちをしているようです。待ちきれずに自分から前に出ますが、間違ったパフォーマンスです。本来は観客を余韻に浸らせるべきです。
2時頃 天王星と60度
18時半頃 木星と90度
土星と60度

 

 

8月18日
双魚宮(魚座)
周りの反応が少し、期待したものと違うというそぶりを見せています。そのように見えるのは、自分自身の強欲が原因だということは棚に上げています。
1時頃 海王星と重なります
8時頃 冥王星と60度
  ボイドタイム

 

 

8月19日
双魚宮(魚座)⇒白羊宮(牡羊座)
月は特に強いアスペクトは形成しません。
14時半頃に火星が獅子宮から処女宮に入ります。神経質な側面が前に出てきそうです。多角的に物事を見る必要に迫られそうですが、今までとは異なる視点で物を見ることにまだ慣れていません。自分自身の固定観念の世界で何とか物事の別の側面を否定しようとします。自分の目にしている事象の根拠と信じている物事が、その事象の必要条件であって、十分条件ではない事への理解に苦しむことになりそうです。

違和感に不満を爆発させますが、逆効果です。
この行動がきっかけとなって、後悔することになります。
1時半頃 白羊宮へ入ります

 

 

8月20日
白羊宮(牡羊座)
右往左往しています。自分自身としてはベストな対応をしているつもりなのですが、状況を思い通りにコントロールできません。
1時頃 水星と120度
7時頃 土星と90度
木星と120度
20時頃 冥王星と90度

 

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確証バイアスとラベリング効果

『バーナム効果』『確証バイアス』『ラベリング効果』この三つは、偽占い師が使うテクニックとして有名です。わたしはこの三つどれも使いますし、意識するようにしているので、立派な偽占い師であるといえます。

『悪いもの』として扱われることの多いこれらのテクニックですが、使い方次第で『良いもの』にもなるものです。バーナム効果についてはこちらで触れていますので、今回は『確証バイアス』と『ラベリング効果』について触れていきたいと思います。ついでに『カラーバス効果』まで軽く紹介できればと思います。それぞれ詳しくお話すると、かなり膨大になるのではないかと思いますので、導入部ということで。

ウィキペディア(Wikipedia)によると、確証バイアス(かくしょうバイアス、英: confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている。

ということだそうです。占いが当たるというのも、この効果によるところが大きいということは間違いないかと思います。さらにこれに、バーナム効果が加わると、当たったこととして強く印象に残るというのが占いの種明かしです。

もう一つ星占いで大きな要素として挙げておきたいのがラベリング効果です。あなたってこうだよね。というある種の決めつけを行うことで、本人の行動がそのように行動をとるようになる。というものです。

確証バイアスを無視して占いの結果をお伝えすると、『まずお話を聞いてもらえません』占いをしているとつくづく、人は見たいものしか見ないし、聞きたいことしか聞かない生き物だと痛感することがあります。ご本人の自分自身に対するラベリングと確証バイアスを無視して占いの結果をお伝えすると多くの場合、全く占いの結果に耳を傾けてもらえません。

太陽星座と血液型は、すでにかなりの確率でラベリング効果が出来上がってしまっているので取り扱いが難しいところです。あまり外れたことを申し上げても受け入れてもらえませんし、そのように決めつけてかかるということになって反発を生んだりもします。因みに各サインでの太陽の意味合いはこちらです。

例えば乙女座のA型の方であれば、あなたは几帳面な性格で、細かいところまで気配りができる方ではないでしょうか。ただ、大筋でOKということでも細部が気になってしまうと苛立ってしまう。というのが玉に瑕かもしれません。リーダーとして目標を掲げて周りを叱咤激励するというよりは、どちらかといえば、計画や目標を現実に落とし込んでいくために現実的な方法論を形にしていく方が向いているのではないでしょうか。

という鑑定を散々されて、自分自身でも私は乙女座のA型だから、リーダーよりもリーダーを補佐する方が向いている。細かいところに気が付くので、重宝されているし、その性格を生かすために周りの人への気配りができるように意識している。というレベルに到達されている方も多いのではないでしょうか。

それ、ラベリング効果です。

このようなラベリング効果が出来ている方に、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなる傾向があるようです。細かいことはさておき、物事をまずは前に進めるということを優先することができる方です。ただ、取り合えずゴールしたということで満足してしまうので、置いておいた細かいことがそのままということが往々にしてあるというのが難点でしょうか。

等と獅子座っぽいイメージをいきなり言っても、『はあ?』何言っているのこのインチキ占い師。ちゃんと見えてない人なんじゃないの?ということになりかねません。

この『はあ?』という感覚、それ、確証バイアスです。『はあ?』となるということは、その言葉が期待していたものと違うということです。

ここに書いた、大筋でOKでも細かいことが気になってしまうと苛立つ。であるとか、一つのことに集中すると周りが見えなくなる。というのは、それが大きい小さいはありますが、誰にでも当てはまることです。乙女座だからとか獅子座だからこうなったという因果関係は実際のところ疑問符が付きます。つまり、バーナム効果を狙ったものです。因果関係がないと断言してしまうと、なぜおまえは占星術なんてやっているのだ。という、わたしの存在意義にかかわってくるので、疑問符が付きます(因果関係がないとは言っていない)というスタンスをお許しください。

或いは、身近な人のアドバイスで事態が好転しそう。等といわれると、普段は無視している小言や何気ない一言が、アドバイスに聞こえたりします。それ、カラーバス効果です。

これらをできるだけ『良いもの』として使うためにもう少し、具体例を交えながらお話ししたいと思いますが、長くなりそうなのでそれぞれに分けます。

何故ホロスコープと実際の星座(サイン)がずれるのか

 

占星術で使うサイン、例えば星占いでいうところの星座は、生まれた時に太陽が度の星座を背景にしていたかで占っています。と言われるのが一般的ですが、ホロスコープ上でサイン(宮)を表す星座は、実際の星座とずれている。というお話をさせていただいたとおり、占星術で今日から木星が射手座に入りますといっても、実際の星空を見上げると、木星のバックに射手座はいません。蠍座と仲良くしているように見えます。

どうしてこんなことになったのでしょうか?

結論から言うと、近日点の移動と歳差運動によって春分点の位置がずれたのです。

そもそもサインとはなにかという説明の中で、サインとは星座そのものではなく、春分点を基準とした夜空のエリアの事で、サイン(宮)を探すための目安にした星の並びが星座です。と説明しましたが、この説明だけですと、じゃあずれていてはダメですやん。探せませんやん。ということになります。

その点については、ホロスコープが作られた当時はずれがなく、十二宮の起点は牡羊座がある位置で揃っていたので、各宮の象徴になっている星座を探せば良かったですが、今はずれているというのが正しいです。春分点の太陽の位置から30度分が白羊宮いわゆる牡羊座ですが、昔はそこに見えていた牡羊座が今はそこに見えておらず、そこには魚座が見えるという状況です。なぜずれてしまったかというと近日点の移動と歳差運動の影響でずれてしまったのです。

近日点の移動、歳差運動という言葉がいきなり出てきましたが、それは後で説明するとしてとりあえず、春分点の太陽の位置と夜空の星座の位置関係がホロスコープを作った時と違うので、今は天蠍宮は蠍座ではなく天秤座の辺りにあるということになります。

近日点の移動と歳差運動のイメージが国立天文台のサイトで説明されていますので宜しければどうぞ。

占星術におけるサイン(宮)とは何か

ホロスコープ上でサイン(宮)を表す星座は、実際の星座とずれている。というお話の続きです。

1.サイン(宮)はあくまで天球の春分点の太陽から30度ずつのエリア

2.占星術において、本来サインを探しやすくするための目安が星座

という2点が要点になります。どういうことかというと、ホロスコープにおいては白羊宮がスタートです。白羊宮の始まりの位置を春分点として、天球を30度ずつの角度に区切って一つの宮にしています。

つまり、サイン(宮)とは背景の星座が基準になっているのではなくて、30度の角度が基準になっています。天球に30度の区切りを設定すると言っても、どこから?ということになるその『どこからの部分』が『春分点の太陽の位置から』で30度づつ。ということです。なぜ春分点の太陽が基準になるのかはこちらで説明しています。

天球を30度ずつに区切った一つのピースを宮と呼ぶのですが、残念ながら夜空には区切り線が引かれていません。そこで、天球にあるあの星とその星があるあたりりが5番目の宮、こっちの赤い星辺りが8番目の宮という探し方をしたのです。

あの赤い星とか、この明るい星とか言ってもなかなかわかりづらいです。正直本当に星がよく見える場所で夜空を見上げると、アンタレスがどこにあるのかさっぱりわかりません。

しかし、赤い星(アンタレス)の周りで蠍座の配置になってる星を探すと蠍座は結構見つけやすいですし、オリオン座の三連星とペテルギウスなどは見つけやすいので、オリオンは牡牛座を相手にマタドール(闘牛士)をしていて、近くに双子座があってというように覚えておくと、牡牛座のアルデバランやすばるを見つけて、確かに牡牛座の配置になっているからとか、双子座のポルックスとカストールを見つけて周りの星の配置がこうだから等と探しやすいのです。

ということで、星空のどのあたりがどの宮になるのかを探す目安になるのが星座ということです。牡羊座の辺りが1番目の宮で、蠍座の辺りが8番目の宮というように探せるようにしたのです。そのうえで、さらに覚えやすくするために、第一宮とか第二宮と呼ばずに白羊宮とか金牛宮と呼ぶことにしたのです。

余談ですが、覚えやすくするために動物をあてているものが東洋にもあります。十二支です。元々八卦の乾兌離震巽坎艮坤を覚えやすくするために動物をあてています。坤は羊と猿をあてているので、ひつじ年は未年、さる年は申年と書きます。艮は丑寅(牛と虎)があてられていて北東の方角、さらに余談ですが、陰陽道ではこの方角を鬼門といいます。鬼は牛のように角が生えていて、虎のパンツをはいているから丑寅の方角は鬼門とか、坤は南西の方角ですので、人に形は似ているけれど(羊のように)角が生えているので、裏鬼門とか教えられました。

それでは、どうしてホロスコープで表現されている星座と実際の星座がずれてしまったのでしょうか?

ホロスコープ上の星座は実際の星座とずれている

この記事を書いている現在(2019年7月11日)、ホロスコープ上では木星が射手座の16度辺り、月が蠍座の3度~16度にいます。7月11日の惑星のアスペクトは10時頃まで、明け方頃に立て続けにスクエアとオポジションが続いて、10時頃の金星とのトラインでようやく一息つけるかなということで、日本の株式市場が開いて仲値(10時)頃まではリスクオフ気味に右往左往してから落ち着いて、じわっと日経平均が上がってくるのかしらとか。蠍座の月なので、下手に瞬間湯沸かしみたいに上昇するとかえって続かないか、むしろ下落しそうだなあとか、そんな感じでホロスコープを眺めます。

記事の推敲をしていたらすっかり7月11日から遠ざかってしまいました…。7月14日現在は、7月16日は14時頃から月は金星とオポジションになった後で土星とコンジャクション、さらにドラゴンテイルとコンジャクションいうことで、ちょっと根拠なくリスクをとる方向に挑戦して右往左往しそう。翌17日の冥王星とコンジャクションになる辺りはちょっと上下に振れるかしら。という感じで眺めています。

そんな感じでホロスコープを眺めているときに、蠍座の月というと頭の片隅にはどうしても上弦の月の隣に赤く輝く蠍座のアンタレスのイメージがあって、執着心のようなものを月に送り込む映像が浮かんでくるのですが、実際の夜空を見上げてみると、そのイメージとは少し違います。

国立天文台の今日の星空で2019年7月11日19時時点の星空を設定して調べてみると、アンタレスが隣に輝いているのは木星です。月は乙女座のスピカとアンタレスのちょうど中間ぐらいに見えます。つまり天秤座の位置です。実際に夜空を見上げるとそのように観察できます。さすが国立天文台。いつも貴重なことをお教えいただいて感謝しています。因みに火星と水星はカストルとポルックスの隣に見えますが、ホロスコープ上では獅子座に居ることになっています。獅子座のレグルスやデボネラの周りで惑星は観察できません。

ということは、実際の星空を見たときにはホロスコープでいるといわれている星座が惑星の背景に見えるのではなく、そのひとつ前の星座が見えるということになります。実はホロスコープが作られたころに比べて、今の星空はずれています。

ホロスコープ間違ってますやん。という意見が聞こえてきて、きちんと背景になる星座で表した方が良くない?という声が聞こえてきそうです。というか実はそういう動きがありました。その結果、十二星座ではなくて、蛇使い座を含んだ十三星座で占った方が良いのでは?という声までありました。そのあたりを少し踏み込んで解説してみたいと思います。

私の立ち位置は、占いとしてそれらしく説明が付けられるなら十三星座でも十五星座でも三六七星座でも何を使ってもいいと思っていますが、わたしが占う時には十二星座の方が説明しやすいのと、暦とかサイクルという観点では、実際の星座の力を惑星が得ているわけではないと考えているので、ホロスコープ上の表現の方が良いと思っています。

例えば獅子座は現在火の元素で固定の様相、天真爛漫・猪突猛進・楽天的といった象徴ですが、獅子座という星座がこの意味合いを持っているのではなく、春分点の太陽の位置から120度~150度がこの意味合いを持つと考えています。今はこの120度~150度の位置に蟹座があるということです。

この観点から実際の星座に合わせるとなると、この象徴(火の元素で固定の様相)を蟹座に負わせることになります。各星座の持つ意味はそのままでサイクルがずれるのではなく、サイクルはそのままで各星座の意味がずれるだけなので、各サインの名称はそのままにしておいた方が混乱しないと思います。

 そもそもサイン(宮)とは何か

 何故ホロスコープの星座と実際の星座がずれたのか

という観点でお話ししたいと思います。