2019年9月の星読み01日~10日

2019年09月01日~09月10日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

9月1日
処女宮(乙女座)⇒天秤宮(天秤座)
特に強いアスペクトは形成しません、前日の余韻に浸っています。
8時頃 天秤宮(天秤座)へ入ります

 

 

9月2日
 天秤宮(天秤座)
19時半頃処女宮で太陽と火星が重なります。
不安を打ち払おうとして無理をしていますがかみ合いません。
結果が出ないことに焦りを覚えます。
6時半頃 土星と90度
8時半頃 木星と60度
17時半頃 冥王星と90度
  ボイドタイム

 

 

9月3日
 天秤宮(天秤座)⇒天蠍宮(蠍座)
捨て鉢な気分で流されそうになりますが、いざ流されそうになると、周りへ向けて過剰な要求をして踏みとどまろうとします。
8時半頃 天蠍宮(蠍座)へ入ります
19時半頃 天王星と180度

 

 

9月4日
天蠍宮(蠍座)
0時半頃処女宮で水星と火星が重なります。水星・火星・太陽がコンジャクションとなります。同時刻頃に月とこれらがセクスタイルとなります。日付が変わるころから金星の影響が薄れるまでの間、バランスを取りながら再出発への期待に胸を膨らませるような星回りかと思います。
過剰な要求が少しだけ通ってしまうと、それが過剰であるということを棚に上げて、正当な要求であると認めさせることが当然であるかのようにふるまいます。
2時頃 水星・火星と60度
3時頃 太陽と60度
8時半頃 土星と60度
13時半頃 金星と60度
14時頃 海王星と120度
20時頃 冥王星と60度
  ボイドタイム

 

 

9月5日
天蠍宮(蠍座)⇒人馬宮(射手座)
特に強いアスペクトは形成しません。
我儘が原因となって手に入れた結果に対して、我儘ではないことが原因となって手に入れた結果であると、後付けでの理由探しをしています。その後付けの理由を根拠にして、自分にとって都合のいい結果を十分以上に手に入れたいという願望が働いているのです。
12時頃 人馬宮(射手座)へ入ります

 

 

9月6日
人馬宮(射手座)
激高されることを恐れて周囲がたじろぎ、譲歩したことを、後付けの理由が正しいものとして認められた結果であると一時、勘違いします。徐々に綻びが出はじめますが、そのことが完全に表面化するのはもう少し先です。
9時半頃 火星と90度
12時頃 太陽と90度
16時頃 木星と重なります。水星と90度
20時頃 海王星と90度

 

 

9月7日
人馬宮(射手座)⇒磨羯宮(山羊座)
綻びの一部が表面化していることが気に食わないようです。自分が不当に評価されていると主張しています。実際は実力以上の過剰な評価です。望んだ評価を十分に手に入れることができません。
1時頃 金星と90度
  ボイドタイム
19時半頃 磨羯宮(山羊座)へ入ります

 

 

9月8日
磨羯宮(山羊座)
際限なく求めようとしますが、たしなめられます。
7時半頃 天王星と120度
21時半頃 火星と120度
23時頃 土星と重なります

 

 

9月9日
磨羯宮(山羊座)
再度求めたしなめられますが、諦めません。
2時半頃 ドラゴンテイルと重なります。太陽と120度
12時頃 冥王星と重なります。水星と120度
18時頃 金星と120度
  ボイドタイム

 

 

9月10日
磨羯宮(山羊座)⇒宝瓶宮(水瓶座)
かみ合っていません。カエサルのものはカエサルにという当然の圧力がかかりそうです。
6時半頃 宝瓶宮(水瓶座)へ入ります
19時頃 天王星と90度

 

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2019年8月の星読み21日~31日

2019年08月21日~08月31日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

8月21日
白羊宮(牡羊座)⇒金牛宮(牡牛座)
18時頃金星が獅子宮から処女宮へ入ります。 細かなマイナス部分を取り繕う傾向が強く出そうです。思い通りにならないのは些細な間違いが原因で、そもそもの前提は正しいに違いない。という感情が表に出そうです。それゆえ細かな部分の修正に躍起になります。

一旦落ち着き安堵感が出ます。好ましい結果ではないのですが、状況が好転しないまでも、これ以上のことは無いだろうという安堵です。
9時頃 太陽と120度
13時頃 金星と120度
ボイドタイム
13時半頃 金牛宮(牡牛座)へ入ります
17時半頃 火星と120度

 

 

8月22日
金牛宮(牡牛座)
自分自身の正しさを認めることを他者に要求し、周りの意見を過大に解釈して自己肯定をすることで自尊心を満たします。
2時半頃 天王星と重なります
18時頃 土星と120度
22時頃 水星と90度

 

 

8月23日
金牛宮(牡牛座)⇒双子宮(双子座)
19時頃太陽が獅子座から乙女座へ移動します。
乙女座の方お誕生日おめでとうございます。
乙女座のサインの影響を受けるというよりは、獅子座のサインの影響を引きずって、獅子座のうちに思惑通りの結果を十分に手にすることができなかった理由探しをしそうな星回りに見受けられます。

思い通りの状況にならないことに戸惑いを隠せません。本人の行動が招いた結果のはずですが、こんなことになるとは想像していなかった。こんなはずではなかったという感覚になります。しかしながら、周りからすれば当然の結果です。
0時半頃 海王星と60度
6時半頃 冥王星と120度
  ボイドタイム
23時半頃 双子宮(双子座)へ移動します
   

 

 

8月24日
双子宮(双子座)
状況に納得できず、苛立ちの気持ちが強くなってます。
0時頃 太陽と90度
5時頃 金星と90度
6時頃 火星と90度

 

 

8月25日
双子宮(双子座)
2時頃処女宮で 金星と火星が重なります。
とにかく安心したいという欲求が行動原理となり、強引に結果を出そうとしますが、十分な結果にはなりません。むしろ潜在的な(本人にとっての)マイナス要因を作り出してしまいます。とはいえ、現時点ではマイナス要因が顕在化するというまでには至らないかと思います。本人は十分な結果が出ないことに納得がいかない様子です。
3時頃 木星と180度
8時頃 海王星と90度
16時頃 水星と60度
  ボイドタイム

 

 

8月26日
双子宮(双子座)⇒巨蟹宮(蟹座)
落ち着いていますが、違和感を感じています。
6時頃 巨蟹宮(蟹座)へ入ります
10時半頃 太陽と60度
15時頃 火星と60度
16時頃 金星と60度
17時半頃 天王星と60度

 

 

8月27日
巨蟹宮(蟹座)
結果を出し切ることがでず、感情的に動いてしまいます。結果的にマイナス要因が滲みのように広がっていきます。
6時半頃 土星と180度
11時頃 ドラゴンヘッドと重なります
18時頃 冥王星と180度
  ボイドタイム

 

 

8月28日
巨蟹宮(蟹座)⇒獅子宮(獅子座)
取り返せない事態を招いた。ということに気が付きますが、自分にその原因があるということを認めようとせず、抵抗しています。抵抗はむなしい徒労に終わります。
9時頃 獅子宮(獅子座)へ入ります
19時半頃 天王星と90度
  ボイドタイム

 

 

8月29日
獅子宮(獅子座)
17時頃水星が獅子宮(獅子座)から処女宮(乙女座)へ入ります。現実的な落としどころを探り始めるイメージです。

落ち着きを取り戻しますが、回復には至りません。
9時頃 木星と120度
  ボイドタイム

 

 

8月30日
獅子宮(獅子座)⇒処女宮(乙女座)
不都合な事実を受け入れて譲歩して見せることで、相手の妥協を引き出します。調子に乗っています。
9時頃 処女宮(乙女座)へ入ります
11時半頃 水星と重なります
19時頃 天王星と120度
19時半頃 太陽と重なります(新月)
21時頃 火星と重なります

 

 

8月31日
処女宮(乙女座)
狂気的で猟奇的で、支離滅裂です。同時に手に入れることが現実的ではない成果を両方とも要求して右往左往しています。このままでは両方を手に入れることができなくなります。両方どころかすべてを失うことへの恐怖と、両方とも手に入れたいという欲望が頭を占めています。

現段階では、両方を求めて些細なことに一喜一憂しています。
最もましな選択肢を手に入れるためには、一方を切り捨て、細部は後回しにしてもう一方に注力せねばならない。ということに気が付くのは、もう少し先になりそうです。
3時頃 火星と重なります
7時頃 土星と120度
8時半頃 木星と90度
12時半頃 海王星と120度
18時頃 冥王星と120度
  ボイドタイム
翌8時頃 天秤宮(天秤座)へ入ります

 

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2019年8月の星読み11日~20日

2019年08月11日~08月20日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

8月11日
人馬宮(射手座)⇒磨羯宮(山羊座)
強がって見せていますが、落ち着きがありません。
5時頃 火星と120度
  ボイドタイム
14時頃 磨羯宮(山羊座)へ入ります

 

 

8月12日
磨羯宮(山羊座)
5時頃水星が巨蟹宮(蟹座)から獅子宮(獅子座)へ再度移動します。自分の身の安全を優先していることに変わりはありませんが、自ら潜り込むのではなく、周囲を前に出すことで、自分の安全を確保しそうです。
一旦自信を見せて、周りを鼓舞しますが、その状況を長く続けるつもりはありません。
2時半頃 天王星と120度
19時頃 土星と重なります
23時半頃 ドラゴンテイルと重なります

 

 

8月13日
磨羯宮(山羊座)
自分に同調するものが現れると安堵して、安全な場所に逃げ込みます。
1時頃 海王星と60度
7時半頃 冥王星と重なります
  ボイドタイム

 

 

8月14日
磨羯宮(山羊座)⇒宝瓶宮(水瓶座)
12時頃獅子宮(獅子座)で太陽と金星が重なります。私を褒め称えなさいという感情のピークです。
安全な場所から自分の成功体験を語っています。自分自身は逃げ出す準備をしながら、ファーストペンギンを探しています。ファーストペンギンが失敗することを予想していますが、万が一うまくいったならばすぐに続きたい。あわよくば、自分の手柄にしたいと考えています。
0時半頃 宝瓶宮(水瓶座)へ入ります
6時頃 水星と180度
14時頃 天王星と90度

 

 

8月15日
宝瓶宮(水瓶座)
他者を称賛することで、自分自身を大きく見せようとしています。
6時頃 木星と60度
21時半頃 太陽と180度(満月)
22時頃 金星と180度

 

 

8月16日
宝瓶宮(水瓶座)⇒双魚宮(魚座)
前に出て手を振っています。
今後の事はあまり考えていないようです。
10時頃 火星と180度
  ボイドタイム
13時頃 双魚宮(魚座)へ入ります

 

 

8月17日
双魚宮(魚座)
2時頃天王星と60度のセクスタイルとなりますが、天王星と水星が90度のスクエアとなっています。(自分自身への)アンコール待ちをしているようです。待ちきれずに自分から前に出ますが、間違ったパフォーマンスです。本来は観客を余韻に浸らせるべきです。
2時頃 天王星と60度
18時半頃 木星と90度
土星と60度

 

 

8月18日
双魚宮(魚座)
周りの反応が少し、期待したものと違うというそぶりを見せています。そのように見えるのは、自分自身の強欲が原因だということは棚に上げています。
1時頃 海王星と重なります
8時頃 冥王星と60度
  ボイドタイム

 

 

8月19日
双魚宮(魚座)⇒白羊宮(牡羊座)
月は特に強いアスペクトは形成しません。
14時半頃に火星が獅子宮から処女宮に入ります。神経質な側面が前に出てきそうです。多角的に物事を見る必要に迫られそうですが、今までとは異なる視点で物を見ることにまだ慣れていません。自分自身の固定観念の世界で何とか物事の別の側面を否定しようとします。自分の目にしている事象の根拠と信じている物事が、その事象の必要条件であって、十分条件ではない事への理解に苦しむことになりそうです。

違和感に不満を爆発させますが、逆効果です。
この行動がきっかけとなって、後悔することになります。
1時半頃 白羊宮へ入ります

 

 

8月20日
白羊宮(牡羊座)
右往左往しています。自分自身としてはベストな対応をしているつもりなのですが、状況を思い通りにコントロールできません。
1時頃 水星と120度
7時頃 土星と90度
木星と120度
20時頃 冥王星と90度

 

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2019年8月の星読み01日~10日

2019年08月01日~08月10日までの月と他の惑星の位置関係(アスペクト)及び、ホロスコープからのインスピレーション
注)あくまで私が感じ取ったことをメモ書きしています。私個人の主観です。

 

8月1日
獅子宮(獅子座)
13時頃に水星の逆行が終了し、併せて新月となります。かなり強めの始まりのサインとなるかと思います。今までの固定観念に囚われていた状況から、新しい道筋に向けて再出発します。とはいえ、固定観念というものはそうそう簡単に抜けるものではありません。
6時頃 金星と重なります
9時頃 天王星と90度
12時頃 太陽と重なります(新月)
22時頃 木星と120度

 

 

8月2日
獅子宮(獅子座)⇒処女宮(乙女座)
妙に強気です。いきがって見せます。
6時頃 火星と重なります
  ボイドタイム
22時半頃 処女宮(乙女座)に入ります

 

 

8月3日
処女宮(乙女座)
できるだけ弱みを見せたくないようです。邪魔なものを整理して、不安材料を取り除こうとしています。
8時半頃 天王星と120度
21時半頃 木星と90度
23時頃 土星と120度

 

 

8月4日
処女宮(乙女座)⇒天秤宮(天秤座)
疑いの気持ちが芽生えます。
慎重さが出ますが、周りは期待しています。
3時半頃 海王星と180度
8時半頃 冥王星と120度
13時半頃 水星と60度
  ボイドタイム
22時半頃 天秤宮(天秤座)へ入ります

 

 

8月5日
天秤宮(天秤座)
落ち着いています。
期待感はあるのですが身動きが取れません。
15時頃 金星と60度
19時頃 太陽と60度
22時半頃 木星と60度
23時半頃 土星と90度

 

 

8月6日
天秤宮(天秤座)
意地を張って、周りの期待に応えます。
無理をしています。
10時頃 冥王星と90度
11時頃 火星と60度
16時半頃 水星と90度
  ボイドタイム
  翌0時半頃天蠍宮(蠍座)へ入ります

 

 

8月7日
天秤宮(天秤座)⇒天蠍宮(蠍座)
太陽と木星が120度(トライン)
周りの期待に応えようとして調子に乗ったことを後悔しています。喪失感をおぼえて焦っています。
12時頃 天王星と180度
23時頃 金星と90度

 

 

8月8日
天蠍宮(蠍座)
後悔していますが、引き返す道も険しそうです。先に進むことを躊躇して、狼狽えていますが、逃げ出すことを許してもらえません。仕方なく無計画なまま行動します。
2時半頃 太陽と90度
3時頃 土星と60度
8時頃 海王星と120度
14時頃 冥王星と60度
18時頃 火星と90度

 

 

8月9日
天蠍宮(蠍座)⇒人馬宮(射手座)
自分は大丈夫だと自分に言い聞かせています。周りには強がって見せながら、頼る相手を探しています。
0時頃 水星と120度
  ボイドタイム
5時半頃 人馬宮(射手座)へ入ります

 

 

8月10日
人馬宮(射手座)
安堵して油断します。
ちょっとした刺激に驚いて、周りの制止を振り切って逃げ出そうとします。
8時半頃 木星と重なります
11時頃 金星と120度
13時半頃 太陽と120度
15時頃 海王星と90度

 

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惑星の逆行について

今は地球が太陽の周りをまわっている。ということに疑いを持つ人はほぼ、いないと思います。私はというと、どうにも盲信的に信じ込むことができずに、地球が太陽の周りをまわっていると考えた方が惑星や星の動きを上手に美しく説明できるので、そういうことなのだろうな。ということで納得しています。

惑星の逆行とは

昔の人は地球を中心に星が回っていると考えていました。そのため、惑星の動き方がものすごく納得のいかないものだったのです。
太陽は、北半球では東の地平線(水平線)から現れ、南の空へと昇っていきます。そして西の地平線(水平線)へと沈んでいきます。月もまた、同じです。そして、星座もまた同じような動きをします。
※北半球ではと書いたのは、太陽と月は南半球では東から昇り、『北の空』へ昇った後、西に沈むからです。

しかし、北極星を中心とした円運動から明らかに、ずれた動きをするものがありました。惑星です。惑星の動きは、北極星を中心にした円運動にならないのです。
その円運動にならない動き。それが逆行です。
惑星は時々、円運動に逆らって動いているように見えるのです。

惑星や月、太陽は他の星に比べて少しゆっくり地球の周りを廻っていると昔の人は考えていました。しかし、地球の周りを廻っている惑星が、その円運動に逆らって動いているように見える時期があるのです。

円運動通りに動かず、迷子のように動く星、戸惑う星ということで、惑星と呼ぶようになった。ということですね。


金融占星術では、惑星が逆行すると相場が荒れると言われたりしていますが、その辺りは後日改めてお話しするとして、今回はなぜ惑星が逆行するのか。惑星逆行の原理について、お話ししたいと思います。

地球が止まっていて周りの星が動いているのではなくて、月が地球の周りを廻っていて、太陽を中心として惑星が巡っている。『地球も惑星の一つとして動いている』のだと考えると、惑星が逆行して見えることと、太陽が星座のサインを移動することについて、とてもうまく説明できます。
地球を含めた惑星が太陽の周りを廻っていると考えて、他の星々は『ほぼ』止まっているということにして考えたとき、惑星と地球の相対的な見え方として、逆行して見えるということが説明できるのです。

相対的な見え方いうのは、電車や車に乗っていると、周りの景色が後ろに流れているように見えるというあれです。地球(と他の惑星が)が動いているから、惑星が後ろに流れているように見えるのです。


相対的な物事の見え方については、別の場所でまたお話しするとして、今回は惑星がどうして逆行という、不自然に見える動き方をして見えるのかという理由を説明したいと思います。

地球から見た太陽の動き

地球から見た月の動き

内惑星と外惑星 逆行はいつ起こるのか

地球から見た内惑星の動き

地球から見た外惑星の動き

あらためて惑星の逆行とは

地球から見た太陽の動き

地球から見た太陽の動きはいつも東から現れ、西に沈んでいきます。そして季節によって、ホロスコープの中を牡羊座⇒牡牛座⇒双子座へとサインを移動して進んでいき、魚座からまた山羊座へと帰っていきます。その動きは常に順行です。

この、サインを移動するというのが昔の人からすると少し、不思議なことだったのです。だから、太陽は地球の周りを廻る速度が他の星よりも少しゆっくりだと考えたのです。

太陽を中心として地球が回っています。ある時期に天秤座に地球がいたとしましょう。その時に太陽はどこに見えるでしょうか?

地球が太陽から見て天秤座の方向にいるときは、天秤座のちょうど反対側、牡羊座の方向に太陽が見えることになります。

少し時間が進んで地球が蠍座の位置に移動するとどのように見えるでしょうか?ちょうど反対側にあたる牡牛座と一緒に太陽が動いているように見えます。太陽は動いていないけれど、地球が動いているので、太陽の見える方向が変わるのです。

山手線に乗っていると品川から東京ドームは北(駒込方向)に見えて、秋葉原から上野辺りからは西(新宿方向)に見えます。駒込や巣鴨あたりからは南(品川方向)に見えて、新宿あたりからは東(秋葉原方向)に見える。そしてまた品川に戻ってくる。というのと同じです。

 

地球から見た月の動き

地球から見た月の動きは素直です。月が地球の周りを廻っているので、天動説的な見え方をします。

太陽の周りを地球が回っているということは忘れて、今度は地球が動かないものとして考えれば大丈夫です。

素直に地球から見た時に射手座の方向にあった月が、地球の周りを廻って、射手座⇒山羊座⇒水瓶座と進んでいくのを見ている。ということです。

ホロスコープでの月の動き方説明

内惑星と外惑星 逆行はいつ起こるのか

惑星の逆行を説明する前に少し地球と他の惑星の位置関係についてお話しておきます。

 太陽を中心に 水星-金星-地球-火星-木星-土星-天王星-海王星-冥王星の順で並んでいます。
海王星と冥王星の位置関係は、その軌道の関係で一時期逆になったりもするのですが、それを説明し始めると軌道が楕円だということや、周回面の角度の話をしたくなるので、ちょっと我慢します。
ここでは大雑把に、外にいる星程ゆっくり太陽の周りを廻っていて、地球から惑星を眺めるときには、地球よりも太陽に近い場所にいる惑星(内惑星)と、地球よりも遠い場所にいる惑星(外惑星)では見え方が少し違う。ということだけお話しておきます。
ということで、内惑星は水星と金星、外惑星は火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星です。

そして結論から先に言ってしまうと、内側の星が地球を追い越すときあるいは、地球が外側の星を追い越すときに惑星は逆行しているように見えます。

地球から見た内惑星の動き

水星と金星は地球の内側で太陽の周りを廻っている惑星です。内惑星と呼ばれます。
水星の公転周期は88日
金星の公転周期は225日
ですから、水星は4ヶ月に一度、金星は1年と7ヶ月程度に一度、地球を追い越します。これを地球と惑星の会合周期といいます。

又、内惑星は、地球から見るといつも太陽の方向にあります。
そのため、太陽から一定以上離れて見えることはありません。水星で28度、金星で47度が太陽と最も離れて見える位置関係となります。これを最大離隔といいます。

順行する内惑星
順行する内惑星の動き

逆行する内惑星
逆行する内惑星の動き

自分自身が動いている車に乗っているときに、後ろからより速いスピードで走っている車を見た時に、追い越されるまでは後ろに見えていたものが、追い越されてしまうと前に見える。走っている車からは景色が後ろに動いて見えるけれど、その景色とは違った動きに見えるということと同じです。

地球と内惑星の速度に十分な差がある場合、大げさに描くとこんな感じに見えます。
※実際は十分な差があるわけではないので、もう少し狭い範囲で太陽の周りをうろちょろしている感じです。地球から内惑星が見える範囲
地球が惑星から見てほぼ止まっているとき、惑星がAからBに移動している間(つまり惑星が地球を追い越している間)は山羊座の位置から乙女座の方向へ逆行しているように見えます。そして、BからAに移動しているときは、乙女座の位置から山羊座の位置に移動しているように見えます。

地球から見た外惑星の動き

地球の外側を廻る惑星とそれぞれの公転周期は次の通りです。
火星(688日)
木星(12年)
土星(29.5年)
天王星(84年)
海王星(165年)
冥王星(248年)
ですから、例えば木星の場合、地球が太陽の周りを一周する間に12分の1つまり30度分木星は太陽の周りを進んでいます。したがって1年と1ヶ月(12分の1年)と少しで地球は木星を周回遅れにします。周回遅れと書くと木星から、動いている距離が違うという文句が出そうですが…。
火星の場合は地球が一周する間に太陽の周りを2分の1週しているので、追いつくのはおおよそ2年になりますし、土星より外の星は、誤差の範囲を大きく取れば止まっていると言ってもいいぐらいのペースでしか動いていないので、1年に一度地球が他の惑星を追い越す。ということになります。

順行する外惑星
順行する外惑星の動き

逆行する外惑星
逆行する外惑星の動き

内惑星の時とは逆に、自分が動いている車に乗っているときに、前を走っていた車を追い越すとき、前に見えていた車は追い越した後は後ろに見える。ということです。

内惑星の時と同じように考えて、今度は外惑星が地球から見てほぼ静止していると考えると、こんな感じに見えます。
地球から外惑星が見える範囲
今度は地球がAからBに動いているとき(つまり地球が惑星を追い越しているとき)は地球から見た外惑星は双子座から山羊座の方向へ逆行しているように見えます。そして、地球がBからAに動いているとき、山羊座から双子座へ順行しているように見えます。

あらためて惑星の逆行とは

惑星の逆行というのは、速度の違う車同士の見え方のようなもので、追い越すまたは追い越されるときに明らかに見える方向が違ってくる。ことから、惑星はその時に惑って見える。ということです。

逆行している期間というのは、内惑星であれば惑星が地球に迫ってきて、並走している期間。外惑星であれば地球が惑星に迫っている期間であり並走している期間ということです。また、逆行している期間の方が、地球と惑星の距離が近い分、他の星座との動きのずれが際立って大きく見えます。

そう考えると、逆行というのは、言葉通りのイメージで、惑星の持つ意味が裏返しになるとか、そういうことではなくて、惑星の持つ影響力が良くも悪くも、とても強く出る。出すぎてしまう時期と言えるかもしれません。

フィボナッチ数

フィボナッチ数とは

フィボナッチ数列というものをご存じでしょうか。
自然界に多く発生する法則で、この数列に当てはまるものは人が美しいと感じる値だそうです。
黄金比と呼ばれる比率に、かなり近づいた数字です。
この数字
1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377…
と続くわけです。
フィボナッチ数を知らなくても、察しの良い方であればこの数列は、前の数字を2つ足したものが連続している数列であることに気が付くかと思います。

数字が小さいうちはこの通りになりませんが、1を第一世代2を第二世代として十五世代も進めると、ひとつ前の数字をその数字で割る(例えば2/3)と0.618、二つ前の数字をその数字で割る(例えば2/5)と0.382、三つ前の数字をその数字で割る(例えば2/8)と0.236という数字に、世代が進むほど近づいていきます。
金融の世界では、チャート分析上この数字 0.618と0.382及び0.236を重要視して、この数字が表れるようなチャートになるはずだ。という流派があります。

チャート上に表れるはずだ。という流派については、別の機会に書くとして、今回はフィボナッチ数ってそもそも何?というお話です。

十分に大きいフィボナッチ数として二十五世代~三十世代のフィボナッチ数を置いておくので、お暇なら電卓をたたいてみてください。
121,393
196,418
317,811
514,229
832,040
1,346,269

フィボナッチ数と黄金比

正方形を元にフィボナッチ数で黄金比を作る

フィボナッチ数を使って作成した長方形。どんどん大きくしていくと、縦横比が黄金比に近づく。

円を元にして黄金比を作る

黄金比の長方形

フィボナッチさんが考えた例

元々フィボナッチさんが考案した問題は次のようなものです。ウサギのつがい(2羽)が生後2ヶ月後から月に一度1つがい(2羽)のウサギを生む、ウサギが死ぬことなく次のウサギを生むとすると、
つがいの数は、

最初  : 1
1ヶ月後: 1 (生後2月以上:0 後1月:1)⇒生後0月+0
2ヶ月後: 2 (生後2月以上:1 生後1月:0)⇒生後0月+1
3ヶ月後: 3 (生後2月以上:1 生後1月:1)⇒生後0月+1
4ヶ月後: 5 (生後2月以上:2 生後1月:1)⇒生後0月+2
5ヶ月後: 8 (生後2月以上:3 生後1月:2)⇒生後0月+3
6ヶ月後:13 (生後2月以上:5 生後1月:3)⇒生後0月+5
7ヶ月後:21 (生後2月以上:8 生後1月:5)⇒生後0月+8

というものだそうです。

鼠算との比較

フィボナッチさんの例はウサギですが、ネズミを使った似たような数列に、鼠算というものがあります。こちらは、1,2,4,8,16,32,64,128,256,512,1024という具合に倍々に増えていきます。二進数的な増え方です。スマホやパソコンのメモリーとか、この数列になっていますね。

1つがいのネズミが1つがいのネズミを生むとして、絶え間なく生み続けると、つがいの数は1⇒2⇒4⇒8⇒16になるというものです。
フィボナッチとの違いは、ウサギは生まれた翌月は子供を産まないのに対して、ネズミは生まれた翌月から子供を産むという点です。その点では、フィボナッチ数の方がやや複雑といえるでしょうか。

鼠算に関する思考のほかの例では、2人の両親から生まれた私は、4人の祖父母の子孫で、その前の世代は8人で、さらにその前は16人で、10世代遡ると1,024人、30世代でなんと10億7,374万1,824人になります。30世代というと、全員が20歳で子供を作ったとすると600年前です。50世代で1,000年も遡ると、1京1,25兆8,999億684万2,624 人です。
フィボナッチ数の方が若干緩やかですが、どちらの数列も幾何級数的に数字が伸びていきます。
因みに、フィボナッチで50世代ですと、203億6,501万1,074です。

占い師にこんな話をさせるとまあ10世代、1,000人とか89人ぐらいの計算を持ち出して、あなた一人のためにこれだけの人数の人がかかわっている。あなたは特別で貴重な存在である。とか、先の数字を持ち出して、あなたの未来にはこれだけの人が関係する。あなたは特別な存在である。とかいって励ますのが常套句になるのかしらと思うのですが、実際のところは、こんなに幾何級数的なものではないはずです。

そして、これも矛盾ですが、アダムとイブであったり、イザナギとイザナミであったりの話からすると、ご先祖様は少なく収束するのが正解そうですが、上の例でそこまでさかのぼると、恒河沙とか那由多とかいう単位でも足りるのか足りないのかわからない感じになりそうです。

なぜ実際は幾何級数的に伸びないのか

ウサギの例もネズミの例も、どちらも、ウサギやネズミが死ぬことなく永続的に子供を産み続けることを前提にしているので、こんなにもとんでもない数字になるのですが、実際の世界ではウサギもネズミもどこかで子供を産まなくなり、やがて死んでいきます。
世代交代というやつです。
また、ウサギもネズミも、無制限にスペースと栄養があれば、際限なく幾何級数的に増えていくでしょうが、どちらも限界があるでしょう。

また、わたしのご先祖様問題にしても、すべての人が全く血のつながらない別人という前提の元に計算していくので、爆発的なことになっていますが、必ず別人ということでもないので、こちらも前提を見直す必要があります。
例えば、三世代前8人のうち2人とか、四世代前16人のうち3人が同じ人物だということは十分に考えられるわけです。

際限なく増えるわけではないという一つの例として、こんな問題があります。
ある日、池に蓮の葉が一枚、浮かんでいるのを見つけました。蓮の葉は翌日には2枚、翌々日には3枚と増えていきました。そうして14日2週間程すると蓮の葉は、池の面積の三分の一を占めるほどに増えていきました。
さて、池が蓮でいっぱいになってしまうまで、あと何日の猶予があるでしょうか。

この問題の答えは、残り三日後には池は蓮で埋まってしまう。
ということになるのですが、ここで考えたいのは、蓮の葉は、4日後には池をはみ出して地上を占領するでしょうか?
多分、蓮の葉は池のスペースの限りある限界まで、幾何級数的に増え続けるということであると思います。と信じたいです。

とはいえ、生き物というやつは人も含めて、いけるところまでは幾何級数的に増殖していくものなのかもしれません。
そして、先程の蓮の葉の例、行きつくまで行ってしまった蓮の葉は最終的にどうなるでしょうか・・・
おそらく、自分自身で絡み合い、自縄自縛となって大きく数を減らすはずです。もしかすると全滅するかもしれません。

幾何級数的に増やすのは、何もこどもや葉っぱの数だけではありません。
欲望や願望というものもまた、幾何級数的に増殖していきます。
最初は小さな幸せで満足していてもいつかそれに慣れ、次の幸せ、そしてさらに次の幸せを求めるのが常だと思います。だんだんと次に求めるものは大きくなっていくものです。